Canon PowerShot G3 Xをレビュー
2015年6月に販売されたコンデジを5年も経過した2020年 の今頃に新品で購入したので、箱出しで使用した感想レビューを書 く。
ちなみに新品で4万6千円だった。元の価格は10万円を超えてた し、中古でも5万円超えてるので、新品をこの価格で買えたのは偶 然とはいえ、なかなか運がいい。
PowerShot G3 Xというカメラは、1インチセンサー搭載の高級コンパクトデジタ ルカメラというジャンルのカメラだが、広角24mmから望遠60 0mmまでの光学25倍の高倍率ズームレンズを搭載、 2群レンズでの手ブレ補正をキヤノンのコンデジでは初搭載。
明石公園「緑の相談所」の屋上庭園から剛の池を広角24mmで撮 影するとこんな感じ。
桜が開花したら剛の池を縁取りするように咲くので、とても綺麗だ よ。
同じ位置から剛の池の奥に浮かんでいるヘリコプター型のボートへ 望遠端600mmへズームするとこんな感じ。
手のひらに収まるサイズでここまでズームして、画質もそこそこ良 いのはサブ機として十分な性能だと思う。
望遠がここまでズームするのなら、野鳥撮影も良いんじゃないだろ うか?と思いさっそく剛の池にいたアオサギを撮ってみる。
動かずじっとしているアオサギに躙りよりつつ望遠端600mmで 撮影。
いつものα77M2にシグマの超望遠レンズを持っている場合だと 、カメラとレンズの重さでふぅふぅ言ってるところだが、G3Xで はそうはならない。
また、G3Xはコンデジの割にグリップがしっかりとした厚みがあ るので、 手の大きな自分でもしっかり握れるからフィット感が良い。
さすがに片手持ちでは厳しいけど、ちゃんと両手で持ってあげると 大丈夫。
画質は1インチセンサーだけあって、ブログやスマホで見る分には 十分じゃないだろうか?
飛んでいる鳥にもチャレンジしてみたが、結果は散々だった。
オートフォーカスとシャッターのタイミングが遅い。
なので、いまだ!とシャッターを切ろうとしても、撮れていないし 、下手するとピントがあっていない。
まだ取説をちゃんと読んでいないので、ここはまた調べてみよう。
しかし、オートフォーカスの遅さはやはり5年前のコンデジ。
オートフォーカスが迷いだすと、延々と前後をうろうろした挙げ句 に黄色の!マークが表示される。
これは、野鳥撮影だけではなく、花などをピンポイントで撮ろうと しても発生する。
こういうのが度々発生するとストレスになるね。
1インチセンサーなので、ノイズはかなり出てくる。
影になっている場所にいたシメとジョウビタキのオスだが、晴天の 明るい場所とは違い、かなりノイズが目立つ。
ノイズが目立つが、スマホのようにノイズで形が崩れるほどでは無 いので、ブログに掲載したり、スマホの画面で見たりする分には十 分かもしれない。
写真に印刷するとどうなるかはまた試してみよう。
しかし、曇り空で暗い場合や、屋内での撮影はかなり厳しいかもし れない。
また、試してみよう。
箱出しの状態のカメラで明石公園を撮ってみたが、概ね満足な結果 だった。
600mmの望遠が使える1インチセンサーのコンデジなので、野 鳥も撮れるだろうと思っていたが、少し慣れるまで難しいんでは無 いだろうか?と思っているところ。
飛んでる鳥はしかたないとして、ゆっくり滑空しているトビですら 撮れないのは、想定外だった。
まあ、ほんとはソニーのDSC-RX10m4かm3が欲しかった のが本音ではあるが、価格が下がらないから仕方ない。 中古でも高いし。
あと、DSC-RX10m4はサイズが大きいのと、フォーカス、 ズームリングの操作感が非常に気持ち悪い動きをするので、気に入 らない。というか、あのズームリングはソニーストアでも指摘した が、俺以外は誰も気にしていないっぽいので、どうやら自分の感性がおかしいの かもしれない。くそー!あの動きとリンクしていないズームの伸び 方とか絶対にオカシイのに。
ということで、Canon PowerShot G3 Xはコスパの良く画質も良好な望遠コンデジとしては、かなりオス スメ。